相続対策とは、①相続トラブルを回避するための「争族対策」②相続開始後に税金をきちんと支払うための「納税資金の確保」
この2点が最も多い相続相談になります。①の場合は弁護士や司法書士など法律の専門家に②の場合は税理士等の税務の専門家に依頼するのが一般的です。
しかしながら、それ以外にも証券をお子様等に相続するための対策、或いは相続した後の証券運用。このあたりも大切な相続対策のポイントになってきます。
例えば、全く株式投資経験のない息子が相続により何十銘柄もの株券を相続したらどうでしょうか。またその時に相続手続きを行った税理士等の専門家が株式に知識がなければ、アドバイスを受けることができず全て現金化してしまうかもしれません。
そのような意味で、資産運用のアドバイザーも相続対策チームには必要な存在と言えます。
相続における専門家の役割
それでは実際に相続対策にはどのような専門家がいるのでしょうか。税理士、弁護士、司法書士、金融機関など専門家は様々です。
| 主な業務内容 | 相続に関する業務内容 | |
|---|---|---|
| 司法書士 | 不動産登記（不動産の所有権移転、抵当権設定、抵当権抹消登記） | 不動産の相続登記（所有権移転）、不動産の抵当権抹消登記、遺言書の作成、遺言執行、遺言書の検認、遺産分割協議書の作成、相続放棄 |
| 税理士 | 税金計算、税務申告 | 生前贈与の方法、相続財産の評価、事業承継、相続税の申告、準確定申告 相続税の更正請求 |
| 弁護士 | 法律行為の専門家 | 遺言書作成、遺言執行者への就任、遺産分割協議、調停、審判の代理人 遺言書の検認、遺産分割協議書の作成、相続放棄、限定申述の申述 相続人調査、相続財産調査、遺留分侵害額請求、事業承継、仮処分 |
| 行政書士 | 書類作成 等 | 遺言書の作成、遺産分割協議書作成、相続人調査、車や株式の名義変更手続き |
| 土地家屋調査士 | 土地の測量、境界確定、表題登記、土地の分筆 | 土地の測量、境界確定、表題登記、土地の分筆、建物の表示登記、建物の滅失登記 |
| 宅地建物取引士 | 不動産取引 | 不動産売買契約の媒介（仲介）、不動産の価格査定 |
| ファイナンシ ャルプランナー | お金に対する相続サポート | 将来のライフプランニング、保険提案等 |
| 資産運用のアドバイザー | 各種金融商品の仲介 | 相続資産の売却、買付、資産運用アドバイス等 |
| 相続コンサルタント | 相続全般に関するサポート | 相続に関する問題点の洗い出し、専門家紹介、全般窓口業務など |
相続コンサルタントの役割
相続相談をまず一番初めに誰に相談すべきか。
もし仮に、相続相談をそれぞれ個別に専門家に相談する場合は、どこに相談するべきでしょうか。争いを避けるための事前対策であれば、遺言書を作成する等の対策が必要になってきます。その場合だと、弁護士や司法書士に相談するのがいいでしょう。相続税対策をしたいのであれば税理士。不動産の相談だと不動産会社。などそれぞれ専門が違います。個別にそれぞれ相談した場合、遺言書は作成できたけれども、税金面での対策ができていないなど、相続に関しての全体的な問題解決ができないリスクがあります。或いは納税資金確保のための不動産売却の相談は別途自分で足を運んで不動産会社に依頼をしないといけない、などのクライアントの負担が増えてしまう恐れもあります。
では相続コンサルタントに相談した場合はどうでしょうか。
相続コンサルタントとは「相続」を「トータル」に捉え、相続問題解決・相続対策を「総合的にアドバイス」できる専門家です。
相続コンサルタントに相談するメリット
- 相続対策に必要な専門家をノンストップで紹介
- 弁護士や司法書士等の専門家に比べて相談費用が安いケースも多く、第一歩として相談しやすい
- 木を見て森をみずにならないように「総合的にアドバイス」をする何でも気軽に相談できるパートナーであること
FP office STORY は資産運用と相続を専門にしたFP事務所です。初回相続相談は無料になります。
当事務所ができること
- 遺言サポート（公正証書遺言作成、付言事項作成）
- エンディングノート作成サポート
- 相続税対策（税理士紹介）
- 相続不動産売却相談
- 弁護士、司法書士等、専門家紹介
- 証券を相続した後の運用相談
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