つみたてNISAとは

つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度で、毎年40万円を上限として一定の基準を満たした投資信託に積立投資することができます。

投資をした年から最長20年間の間に得た分配金と売却益(譲渡益)が非課税になり、通常口座でかかる20.315%の税金がかかりません。非課税で投資できる総額は最大800万円(年間40万円×20年)となります。

※非課税期間の20年間が終了したときには、NISA口座以外の課税口座(一般口座や特定口座)に払い出されます。なお、つみたてNISAでは、翌年の非課税投資枠に移すこと(ロールオーバー)はできません。

※現在(2020年4月1日時点)、つみたてNISAは2042年までの制度とされていますので、投資信託の購入を行うことができるのは2042年までです。

※2042年中に購入した投資信託についても20年間(2061年まで)非課税で保有することができます。

NISA説明文
積立NISA_3

つみたてNISAと一般NISAどちらがいいの?

 

つみたてNISAと一般NISAどちらが良いですかというご相談を受けます。

まず、長期で資産形成をしたいという人には、つみたてNISAが向いています。理由は、従来のNISAに比べて非課税投資期間が長く、さらに非課税投資額の合計も積立NISAは800万円、従来のNISAは600万円と、つみたてNISAのほうが大きいためです。年齢でいうと20代から30代、40代の人は長期で資産形成を行う必要があるため積立NISAの方が向いているでしょう。もう少しまとめて投資をしたいという方は、特定口座を活用する、或いは配偶者がいる場合はご夫婦2人で制度を使うようにしましょう。そうすればご夫婦で年間80万円です。

つみたてNISAのシュミレーション

毎月33,333円×12か月×20年

年率5%で運用ができた場合 13,700,985円 になります。

ご夫婦二人だた 27,401,970円。

つみたてNISAで老後対策

 

一般的に老後の必要なされるお金は、月々22万円。ゆとりある生活を送ろうとすると月々35万円と言われています。

65歳で退職してから90歳まで25年間ずっと月々35万円でゆとりある生活を送ると、必要とされる金額は約1億500万円になります。

約1億500万円もの資産を築き上げられる人はごく一部でしょう。しかしながら、実際には年金を受給できます。なのでその分を1億500万から差し引けます。モデル年金の受給額は毎月22.1万円ですから、これを25年間、受給し続けるとした場合、受給できる年金の総額は約6600万円。この額を1億500万円から差し引くと、3900万円足りないことが分かります。

そこから退職金等を引くと今から資産形成をしないといけない金額が分かります。退職金を控えめに900万円と計算すると、資産形成していかなければならない金額は約3000万円ほどになります。

つみたてNISA等でしっかり今から3000万。老後の資金準備を始めましょう。